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飲食店先輩経営者からのメッセージ

すでに飲食店経営者として活躍されている先輩経営者から後輩経営者に向けてのメッセージです。
これから共に飲食業界を引っ張っていく後輩経営者へたくさんのメッセージが寄せられています。

東京都 江東区の先輩経営者からのメッセージ

博多どんたく 亀戸店

人のためになる強く優しい会社として、食の文化を追求し、感謝や喜びの場を広げていく!

オーナー松岡 保浩 氏

居酒屋
2017年4月開業

 学生時代の居酒屋でのアルバイトから、飲食業界に関わった松岡氏。学生卒業後はリクルートのホットペッパー担当として、様々な飲食店に関わりながら、次のステップアップとして飲食店の独立を決意したとのこと。

元々学生時代アルバイトで働いていた居酒屋グループが社内独立など仕組みとしてあったため、そこで働きながらグループの店舗を業務委託で引継ぎはじめたのが、開業をするきっかけだったという。

「飲食店の独立開業を考えたときに、初めの1店舗の出店はリスクを最小限に抑えて、
はじめるべきとの先輩経営者からのアドバイスも頂き、業務委託で引き継ぐところから
はじめようと思いました。幸いにも引継ぎから売上も安定して確保できていたため、2年後には自社の業態で亀戸に2店舗目の出店をすることができました。」そう松岡氏は開業時を振り返る。

亀戸の2店舗目は大衆バル業態を出店。もともと飲食経営者の知り合いが、ラーメン店をやっていたが、売上が悪くそこの物件を引き継いだとのこと。
「賃料条件が、駅前としては非常に安かったこともあり、店舗の出店を決めました。ただ、今振り返ると狭い店舗であったため、動線や厨房レイアウト・内装などもう少し当初想定を細かくして開業した方がよかったなと思う点もあります。」開業1年目は、改善点を洗い出し直しながらスタッフの教育とモチベーションを上げることを重点的に活動したとのこと。

開業6ヶ月目にはある程度売り上げも安定させ、軌道に乗せることができたという。

2017年には直営3店舗目となる博多どんたく亀戸店を出店、さらに2018年小伝馬町に4店舗目の出店を控えている。2021年を目標に直営店10店舗体制にするのが当面の目標とのことだ。

「飲食業のやりがいと感じているのは、社員やスタッフが成長して、生き生きと働き喜んでいる姿を見ることです。会社としては、人のためになる強く優しい会社を目指し、食を追求し食文化を追求し、人の成長できる輝ける場所をどんどん広げていきたいと考えています。」今後も目標に向かって、チャレンジをし続けていきたいとのことだ。

三徳

自分の味を信じ、覚悟を持って貫く

早川 成次 氏

居酒屋
1981年開業

店主の早川氏が22歳の頃、転機は訪れた。母親が働いていた近所の居酒屋が 閉店することになり、その物件を居抜きで取得し、店をやらないかと母親に相談された。

当時、イタリアン・フレンチ・スパニッシュなどの洋食の調理人として働いていた早川氏は、 「自分がこの店をやっていくんだ」という覚悟を決め、家族で経営をスタートした。

居抜き物件のため、業態は居酒屋。居酒屋で生き残るためには専門的な商品を入れたほうが良いと考え、当時仕入れルートがあった「もつ」をウリにすることにした。それから「もつ」について他店の調査をしたり、勉強をし、開業を迎えた。

「新鮮な旨いもつを食べさせたい」と、今でも市場に自ら仕入れに行っているほど、看板商品の「もつ」に対する思い入れは強い。これがこの店が長く愛されている大きな理由だろう。

しかし、今のように順調な状態がずっと続いていたわけではない。開業から数年後、世間が不況になると共に常連だった周辺の企業がどんどんと減っていってしまった。その当時、親と弟と店舗を運営していたが、自身の家族含め、「このままでは全員が食べていけない」と弟に店舗を任せて自ら店を離れて他店に働きに出た。その後、15年程経った頃に弟が病気になってしまう。それをきっかけに店に戻り今に至る。

現在の状況だけ見れば口コミサイトで高評価をもらい、30年以上地元で愛され続けている人気店だが、やはりその陰には一言で語りつくせない様々な出来事があったのだ。

早川氏いわく、「飲食限らず色々トラブルは起こる。しかしトラブルがあるから今がある。トラブルを楽しめるくらいにならないと。」と。この言葉の背景には、「飲食店を開業するからには”この店でやっていく”という覚悟を持ち、決断をすることだ。」という強い想いがある。「店が今繁盛していることは自分の信念を継続した結果だ。」と強面な表情で語る早川氏だが、すぐに「そんなカッコイイ言葉じゃないんだけどね」と顔がゆるむ。

口コミサイトの影響か、最近では遠方からのお客様や女性の一人客も増えた。そんな初めての人には少々入りにくい雰囲気の店だが、早川氏は自ら声をかけるようにしている。それでも、忙しい時にはあまり話せなくて申し訳ないと反省することもあるそうだ。そんなお客様想いの「料理人」だからこそ、口コミで評価が広がっていくのだろう。

亀戸餃子 本店

一品入魂!こだわりの焼餃子

石井 清 氏

餃子屋
1950年開業

メニューは焼餃子一品のみ、『亀戸餃子』は餃子1品にこだわりを貫いている抜いた下町の老舗餃子専門店だ。開業は1950年、現在は二代目の石井氏が家族で店を切り盛りしている。初代が戦後亀戸で開業し、二代目も幼いころから学校に行く合間に店を手伝っていたという、1950年当時は寿司やラーメン店はあったが、餃子専門店は亀戸の周辺では全くなかったという。「店舗があるのが表通りから一本入ったところにあり、開業当初は周辺に店を知って頂くために、チラシを貼らせてもらったり近隣の会社にまわったりとにかく一生懸命なんでもやったと聞いています。」「この場所は何軒か前の店が入れ換わっていたようで、当初は餃子だけメニューの店なんか続かないとも言われていたようですが、今はおかげさまで多くのお客様にファンになって頂き、60年以上続けられています。」そう石井氏はいう。

焼餃子ひとつのメニューだが、強いこだわりがある。「その日のうちに仕込んだものはその日のうちに売り切る」ことを守っている。国産の新鮮な材料を使用し、出来たてのうちに食べて頂きたいという想いがあるからだ。また自家製のラー油をはじめとしお酢や醤油もすべて店独自に作っているという。焼くための油もオリジナルの配合で油をブレンドして使用しているとのことだ。またからしと一緒に提供されるのも店の特徴だ。「餃子の良さは、お客様の好みで調味料を作って自分好みの味で召し上がっていただける事。そしてお腹のすき具合で自分のペースに合わせて量を決めれる事だと思います。」そう石井氏は語る。

店の中はカウンターが中央に配置され、昔ながらの鉄板鍋で目の前で餃子が焼き上がるのを見る事が出来る。焼き上がるのを待っているお客様にも目の前で焼くのを見て楽しんでもらいたいと考え初代が作ったのだという。こだわりの餃子は地域に愛され、多くの常連客で毎日客足は途切れない。毎日6000個~1万2000個もの餃子を売り切るという。今後も餃子一本にこだわり店を続けて行きたいとのことだ。

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