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飲食店先輩経営者からのメッセージ

すでに飲食店経営者として活躍されている先輩経営者から後輩経営者に向けてのメッセージです。
これから共に飲食業界を引っ張っていく後輩経営者へたくさんのメッセージが寄せられています。

東京都 品川区の先輩経営者からのメッセージ

東印度カレー商会

色んな人に気軽に食べてもらえるカレーを作りたかった。

オーナー我妻 明 氏

カレー
2011年6月開業

 元々アパレルのお仕事をしていた我妻氏がカレー屋を不動前に出店したのは9年前。我妻氏が45歳の時だった。元々カレーが好きだったという我妻氏は自分だったらこういうカレーが食べたい!というカレーを作りたかったという。そこで仲間と共に作り上げたカレーが当時の出店した際に出した上上豚カレーだ。(中辛・辛口)

「当然日々前進してるよ。」と我妻氏。9年前出したものと同じものは無い。継ぎ足しで作るカレーはその時、その時期、その旬菜によって味を変える。フルーツは秋にはりんご、冬には柿、更に深まれば熟成柿へ。と季節のフルーツを使い、また夏はあっさりとしつつ、塩分を濃いめにしたり、逆に冬は脂を多く使って仕上げる。
「お客様はきっと分かんないけどね!」我妻氏はそのように話しが、そのような見えないこだわりもきっとお店を繁盛店、人気店にしている。

インタビュアーが今回お店に伺う前、こんなシーンに遭遇した。それは、お店のアイドルタイム間近、閉店前にお客様がお店の前に。すると中から我妻様が「久しぶり!○○さん!」とそちらのお客様に気さくに声をかけている。
お客様は最後に残っていた看板メニューの一つであるカレーおにぎりを全て購入。3~4つ購入されたそのお客様にこれはおまけだよ。と最後の一つを入れてあげている我妻氏はまさに地域に溶け込むお店の店主であり、地域から愛されるお店として、繁盛店として、とても重要な要素なのだと感じました。

「自然に自分はやってきた。苦労するというより自然に片意地張らずにやればいいと思う。」と我妻氏。「豚肉がごろっと入っていて、野菜がころころっと入っている。欧風カレーとインドカレーの間。」「家で食べるカレーはさ、おかわりができるでしょ。それに色々付け合わせがあって。俺はそういうお店にしたかった。それが作りたかったんだよね」と我妻氏は教えてくれた。
東印度カレー商会ではそういう想いからいつでもルーのおかわりは無料。数種類ある付け合わせの野菜も好きなだけ食べることが出来るようになっている。

東印度カレー商会ではカレーとカレーおにぎりが看板だが、このおにぎりは米の段階からスパイスを加え、出汁で炊いている。
「こうやってカレーのおにぎりを作っているのは世界でウチだけだと思うよ。」と我妻氏。ワンハンドで気軽に食べられて、外でも食べられる。
いまや数百種類ものレシピがあるというカレーおにぎりは季節に合わせて具材が変わり、いつもある豚カレーおにぎりから築地店があることで仕入れられる新鮮な鮪やサバ、秋刀魚などを使った限定おにぎりまでラインナップされ、朝からそれを目当てで来られる方々で多く売り切れる。

最後にこれから開業される方へメッセージを頂いた。
「カレー屋は市場としてまだまだ小さい。どんどん参入したらいいと思う。まだまだ伸びしろがあるし、余っている。」「ぜひ頑張ってください。」とのお言葉を頂きました。

株式会社ハイテンション 原価BAR

お酒を何杯でも気兼ねなく楽しんで欲しい!そしてお酒の美味しさを広く知ってもらいたい!

横山 信夫 氏

バー
2011年開業

横山氏が飲食の道に入ったのは、学生時代飲食店のアルバイトが始まりだったという。その後本格的にバーテンダーズスクールで学んだ後、ホテルのバーテンダーとして修業を積んだ。

開業をしたのは横山氏が26歳の頃、ビルの建て替えに伴い空いたテナントを、1年間の限定で家賃半額で借りてはじめたという。この1年間で経営者としての数値や管理など感覚を身につけ地元の品川に本格的にバーを開業。以降約9年間個人経営を続けてきたという。「当時バーを個人経営しながら、世の中の景気が年々悪化し、高級なお酒が出なくなり、メーカーも生産をやめてしまう業界の状況を何とか変えれないかと常に考えていました。」

2011年開店した『原価BAR』は、「お酒をもっと自由に楽しんで頂き、お酒の魅力を広く伝えて行くにはどうしたらよいか。」という横山氏の想いから考えられたという。入場料+原価のシステムで店の利益を明確にし、様々な種類のお酒や料理を気軽に楽しむために考え出された、今までになかったコンセプトの店だ。「当時店に通って頂いていた常連様と、アイディアやコンセプトを練り込み、一緒に法人を設立し開業しました。」「ただ開業した1ヶ月後に震災があり、その当時は非常に厳しかったですね。」そう横山氏は振り返る。

しかし数ヵ月後には、インパクトある画期的なコンセプトがメディアにも取り上げられ、様々な年代や職種を問わず広く受け入れられ、行列が出来るほどになった。「原価BARには、いくつかの楽しみかたがあります。大衆的に色々な種類のお酒を原価で楽しむ。本格バーの登竜門のような位置で、高級なお酒に気軽にチャレンジしてみる。豊富な種類の中でマニアの方でもテイスティングの感覚で楽しめること等です。」

現在は『原価BAR』を3店舗直営展開している。今後はさらにお酒の魅力を広く伝え普及させるべく、直営店とフランチャイズの店舗展開を進めて行く予定だ。

株式会社KODA’S Table  ビストロ割烹koda

ビストロ割烹で新しい和食の提案

小田厚二氏 氏

居酒屋、和食
2013年開業

小田氏が飲食の道に入ったのは、18歳の頃洋食店で働き始めたのがはじまりだった。いずれは独立を考え洋食店を経て、高級中華料理店やフグ料理を出す料亭で店舗管理やマネージメントの経験を積んだという。その後、当時一緒に働いていた料理人と2013年「ビストロ割烹koda」 を開業した。

「その当時割烹料亭で働いていたのですが、以前から和食割烹の敷居の高さを下げて、もっと若者に気軽に楽しんでもらいたいと考えていました。ただし質を下げるということではなくて、古くからある技法は用いながら、新しい日本料理を提案できる店を作りたいと思い、ビストロ割烹というコンセプトで店を開業しました。」と小田氏はいう。開業後しばらくは、客足の伸びない厳しい時期もあったと言うが、当初のコンセプトにこだわり継続できたことが良かったという。

「ビストロ割烹Koda」は、カジュアルに楽しんでもらう雰囲気でありながら、質は落とさずこだわりの料理を提供している。おすすめメニューは『トマト味噌の牛鍋』だ。数種類のブレンドした赤味噌とフレッシュなトマトを、3~4時間煮詰めて練り込んで作った自家製トマト味噌が味の決め手だという。肉は厳選した九州の黒毛和牛を使用し、その他岩手の短角牛の炭火焼や産地直送の野菜を季節に合わせ取り入れているのも特徴だ。

「伝統的な素材も使用しながら、新しい食材も積極的に取り入れるようにしています。例えば今ある高原野菜のバーニャカウダには12種類の野菜を使用していますが、グラパラリーフやマイクロトマトなどの新しい食材を取り入れています。」そう小田氏はこだわりを語る。

今後は、引き続き「ビストロ割烹koda」で新しい和食の提案をしながら、より専門性の高いコンセプトや多店舗展開出来る業態で、2店舗目3店舗目を展開していきたいとのことだ。

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